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関釜裁判を支援する諸団体

戦後責任を問う関釜裁判を支援する会
[共同代表] 松岡澄子・入江清弘
[事務局]   花房俊雄
 通称「関釜裁判を支援する会」は福岡在住の弁護士からの依頼で1993年4月に福岡で結成された。会員は現在は360名である。事務局員は15人ぐらいで毎月一回定例会を開き活動方針を決めていく。3カ月に一回ぐらいのペースの口頭弁論終了後、「関釜裁判ニュース」を発行している。1999年12月現在で30号を発行し、毎回約700部ぐらいを全国に発送している。 
 会の活動の第一は裁判支援で、原告たちの裁判出廷のための来日、宿泊等のお世話と、裁判傍聴への呼びかけ、そして何よりも原告たちとの交流に重きをおいている。第二は戦後補償立法に向けた、政府や国会への働きかけと世論喚起のための諸活動である。第三は年老いて病気がちで、経済的理由で治療困難な原告への医療費の支援をおこなっている。
 韓国に近い福岡という地の利のため、原告たちとの交流が頻繁で、原告たちの苦悩を知り、誇りを回復していく姿に接することが私たちの原動力であり、原告たちの思いにより深く寄り添った活動を目指している。

関釜裁判を支える広島連絡会
 山口地方裁判所下関支部で審理されていた「戦後責任を問う関釜裁判」の結審が近づいた1997年、それまで女性の人権や民族差別の問題に関心を持ち、元日本軍の強制安婦とされた女性たちの訴えを受け止めようと学習をしていた人々の中から、広島高等裁判所での控訴審を支援しようという声が上がり、1998年4月27日の判決を受けて、9月末に支援態勢作りが始まりました。
 現在約70名の会員がおり、事務局はまったくの有志で女性と男性が4名ずつ、代表を置かず、広島市ボランタリー総合支援センターで事務局会を開いて、裁判当日の原告や支援者の受け入れ方の相談、ニュースの発送作業などをしています。40代が多い事務局員一同、若い人たちが参加してくださるように、今後もっと働きかけをしていきたい、と思っています。
(文責:土井桂子)

関釜裁判を支える福山連絡会
[代表者] 都築寿美枝
[事務局] 武藤貢
 関釜裁判を支える福山連絡会は、裁判の舞台が下関地裁から広島高裁に移ったのをきっかけに、一昨年の12月8日に山本晴太弁護士を招いて結成し、歩みを始めました。「福山連絡会事務局」には実に多彩な人々が参加していて、知恵と勇気を出し合いながら、これまで裁判傍聴、報告集会、原告のハルモニたちとの交流会などを実現してきました。また、「ニュース」(現在6号)、山本晴太さん講演録を発行しています。
 そして、会員による韓国訪問も活発で、大邱(テグ)の元日本軍性奴隷被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん、「ハルモニとともにする市民の集まり」との交流も積み重ねています。今後も関釜裁判勝利に向けて頑張りますのでよろしくお願いします。

関釜裁判を支援する県北連絡会(三次)
[会長]    福政康夫
[事務局長]  久藤悦二
 (99年)11月27日、三次市生涯学習センターにおいて、県北の"平和と人権を守る"各運動団体から約100名の参加を得て「関釜裁判を支援する」県北連絡会を立ち上げることができました。県北の多くの方々のご理解とご賛同を得て、福岡・広島・福山・山口等各地の「連絡会」の闘いに連帯することができました。今後、この「会」が、裁判の完全勝利を勝ち取る"チカラ"となるよう、さらに多くの皆様の良心に訴えてまいりたいと思っております。