8・11集会への呼びかけ
関釜裁判を支援する会も二〇〇三年最高裁での棄却決定により、活動は立法運動にシフトしてきましたが、国内的には厳しい状況が続いていて、被害者と被害の記憶を消さない運動、「慰安婦」問題や戦後補償問題が終わっていないことを伝える運動が主体となっていました。
昨年は米国議会下院、オランダ国会下院、カナダ国会下院、欧州議会などで対日「慰安婦」決議が採択され、国際世論がたかまりました。また、日本国内では宝塚市議会での意見書採択が眼から鱗の衝撃と勇気を与え、各地で解決を求める運動が活性化しています。
また、秋にはアジア連帯会議が日本で開催されることになり、そこに向けて世論喚起と立法運動を集約させていくことが求められています。
被害女性の訃報が相次ぐ中で、持っている力と求められる運動とのギャップは大きいですが、今、「慰安婦」問題の「解決」に向けた最後とも言えるチャンスがきていることを自覚し、その再スタートに立つという意味も込めて上記のように(詳細は同封のチラシにて)八月十一日集会を企画しました。
この企画は、アメリカで対日「慰安婦」決議を採択させるためにご活躍された在米コリアンのアナベル・パクさんとアメリカ下院議員・エニ・フォレオマバエガさん(交渉中))と「慰安婦」問題解決促進法案の早期成立にむけてご活躍されている神本美恵子参議院議員(予定)をお呼びしています。
お忙しいことと思いますが、賛同団体、賛同人となりこの集会を支えてくださることを、また、集会へのご参加をお願いいたします。
今年は、地方から声を上げていくことがとても大事な年であると思いますので、なにとぞご協力をお願いいたします。
(支援する会事務局)