福岡でのNHK問題の取り組み 花房恵美子一月十二日の朝日新聞のスクープ記事、十三日の長井暁さんの記者会見を聞き、彼らの勇気を無駄にしたくないと思い、十三日の夜中から呼びかけを始め十七日にNHK福岡放送局へ、百八十三名の賛同を得て、三十名で番組改変の真相究明の申し入れ行動をしました。
問題のこの時期、二〇〇一年三月に扶桑社版中学校歴史・公民教科書(実質執筆者は「新しい歴史教科書をつくる会」)が文部科学省の検定に合格し、内外に憤激の声が湧きあがっていました。そして今年また中学校教科書採択の年ですが、「慰安婦」記述は全教科書から消されてしまっています。被害者の思いのなかで唯一まがりなりにも実現したのが九八年度版歴史教科書への「慰安婦」記述でした。それが無残にも消されてしまった事への怒りと安倍・中川両国会議員が「慰安婦」記述削除に深く関与してきた事への怒りが私を突き動かしました。
その後街頭行動や、竹内一晴さんを招いての緊急討論学習会や、女性国際戦犯法廷のビデオを見る会をもち、改ざんによってNHK幹部は何を消そうとしたのかを確認いたしました。
二月十六日に速達で申し入れに対する「回答」なるものが文責者も明示せず、NHK福岡放送局・広報事業部長より送られてきました。
その内容は「朝日新聞は、一月十二日付けの記事で『安倍晋三、中川昭一の両氏が、番組の放送前日の平成十三年一月二九日にNHK幹部を呼びつけて政治的な圧力をかけ、それを受けてNHKが番組の内容を変更した』と報道しましたが、そのような事実はありません。」という誠実さのまるでない作文でした。さらに、「福岡では応えられません。東京に申し入れてください。」と福岡での話し合いを拒否しています。
今後、運動を可視化させるために、シール・ワッペンなどを全国で作成し、福岡でのNHK責任者による公開説明会を求めて受信料支払い停止運動をします。以下のデザインのビニールシール一枚と紙シート一枚(大一枚、小四枚)がセットで二百円です。十組セットで千六百円です。自宅や自転車やバッグにも貼って下さい。申し込みはFAX 〇九二‐七一三‐一八八〇。是非購入してください!