関釜裁判ニュース 42号

 あっという間の2日間でした 

  武藤千夜子(福山)

  関釜裁判、在日の「慰安婦」裁判に対し、相次いで上告棄却が出され、釈然としない日々を送っていました。
 そんな中、訪韓の誘いがきて、宮野さんがきっぱりと「行きます」と言ってくれたので、迷いは吹っ飛んで私も同行することにしました。
「慰安婦」問題の解決に向けてこれから先何ができるのか、方向を見出せないでいる私には「ハルモ二たちに会って何かつかんで帰りたい」そんな思いもありました。
 あっという間の二日間でしたが、ハルモニたちの裁判にかける期待とか、葛藤と怒りとか十年間本当にしんどい思いをしてこられたんだなと改めて実感しました。また福岡・広島から参加した皆さんのハルモニたちに寄り添う思いを、とても新鮮な気持ちで受け止めることができました。
 今の日本の状況は、ますますきな臭い匂いが立ちこめてきていますが、元「慰安婦」ハルモニたち、勤労挺身隊ハルモニたちのことを次の世代に伝えて行くことがいろんな意味で大切なことだと思えた旅でした。






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